

山田さんは50代くらい、真山さんは30代後半くらいをイメージしていただけると助かります…!




山田さんと真山さんは二人でキャッキャと話しており、仲が良さそうでした。


真山さん、まだ面接にはあまり慣れていない様子でした。

事務のパートの面接なので、就活時の面接みたいというよりは、時間や働き方について話し合う感じなのかな~と思っていたのですが…
「前職で大事にしていたことは何か」
「なぜ前職を辞めたのか」
「前職を続けたい思いはなかったのか」
「前職の業務では何を工夫していたか」
など、前職に関することや仕事に対する姿勢に関する質問が多く驚きました。ちなみに前職は別にそんなたいそうな仕事ではなく普通の事務です。
でも、会社側が色々掘り下げて質問してくれたので、私もおとの育児との両立について確認しやすい雰囲気になり、よかったです。それは次回に続きます…!!
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少し前なのですが、地域の高等特別支援学校(軽度知的障害のある生徒が通う障害者雇用率による一般就労を目指す特別支援学校)のイベントに参加する機会がありましたので行ってきました。
高等特別支援学校と支援学校の違いや、障害児の就労形態の違いについては以前から私が「激推しの書」と言っているこちらの本に詳しく書いてありますので、ぜひご覧ください。
私はこのイベントでどんな生徒が通っているのか見ることが目的の一つでした。
実際に生徒の皆さんとお話ししてみると受け答えや挨拶がしっかりしていて、堂々としていて、本当にすごいなあ…と感じました。おともこういった高等特別支援学校や、特別支援学校の職能開発課(地域によって課名は異なる)に通えたらいいなと思っているんですが、おとが中学卒業時点でここまでしっかり成長するのかと考えると、今はまだ何も見えてこない感じですね…
おとが転校する前の小学校の担任の先生は、障害者雇用についてすごく考えている方でした。小学校の先生は小学校卒業まで子どもを教育することが仕事なので、高校卒業後の進路についてまで詳しい先生は少なく、さらに障害者雇用についてまで真剣に考えているとなるとかなり珍しい先生だったと思っています。
その元担任の先生は「将来、自分が受け持ってきた支援級の子達のためにB型の作業所を作りたい。」とおっしゃっていました。この「B型の作業所」というのは「就労継続支援B型」のことです。
就労継続支援とは、障害者総合支援法に基づく障害福祉サービスの一つです。一般企業などで働くことが困難な場合に、障害や体調にあわせて自分のペースで働く準備をしたり、就労訓練を行ったりすることができます。
就労継続支援とは?A型B型の違いや対象者などを分かりやすく解説【専門家監修】。
この「就労継続支援」にはA型とB型があります。
就労継続支援A型とB型は「障害のある方が働く場所」という意味では同じになりますが、それぞれ目的や対象者、収入などの面で大きな違いがあります。
就労継続支援A型は、一般企業などで働くことが困難なものの、雇用契約に基づいて働くことができる方が、事業所と雇用契約を結んだうえで働くことができるサービスです。一方、就労継続支援B型は雇用契約を結ばずに、障害や体調にあわせて自分のペースで利用できます。
このように、一番大きな違いとしては「雇用契約を結ぶか結ばないか」という点になります。
就労継続支援とは?A型B型の違いや対象者などを分かりやすく解説【専門家監修】。
A型は、その作業所が所在する県が定める最低賃金が保証されるのですが、B型はされません。そのため仕方ない事なのですが、B型はその多くはかなりの低賃金です。
そんな中で元担任の先生は「比較的高い工賃が得られるB型を作りたい」とおっしゃっていました。実際にB型でも一定程度の工賃を得られる作業所が増えているそうです。ちなみにA型はB型に比べると最低賃金があるので高賃金なのですが、国の報酬引き下げ等により近年大量閉鎖が相次いでいます。
実は私も特に漫画などで描いたことはありませんが、この転勤生活に終止符を打ち、いずれどこかに定住したら、障害者の方々が暮らすグループホームや作業所など、何かしらの支援ができる施設を作りたいと前々から考えていました。そのため元担任の先生とお話していた時間は、私にとって未来を考えることができる素敵な時間なのでした。
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