







陽太くんママ、覚えている方いらっしゃるでしょうか。陽太くんがレンくんに突き飛ばされ、ちょっともめたのですが、その後レンくんママに優しい言葉をかけていたママです。
この辺りの話に登場します。
漫画でも描いた通りですが、おとは梅子先生と白田先生から「知的障害の有無はもう少し大きくならないとわからない」と言われていました。なぜなら知能検査が必要だから。よく行われる知能検査である田中ビネーやWISC検査は大体5歳くらいから行われます。それは私自身知っていました。
だけど私はおとに知的障害がないと思い込みたくて、飯野先生と小宮山先生からの「知的障害はないだろう」という言葉を鵜呑みにして信じ込んでいました。当時まだおとが3~4歳のことです。今になって思うと医師の言葉とはいえ、知能検査もしていないのに安易に信じてはいけなかったと思います。
なので、小宮山先生の初診の一か月後くらいに、陽太くんママからこの一言を言われ、私は混乱しました。それはまた漫画に描いていこうと思っています。今思うと、早い段階で陽太くんママにこう言ってもらえて目が覚めたので、結果的にありがたい出来事でした。
素敵キッズや保育園のママ友におとの障害について話すと、「気にしすぎじゃない?」「大したことなくない?」「おとくん全然そんな風には見えないけど…」と言ってくれる方が多かったです。これは、何と言っていいのかわからない気まずさの誤魔化しと、善意からの励ましと、単純におとの特性や障害についてよく知らないが故の感想が入り混じっていて、そしてママ友達がその場ではそう言うしかない心情はとてもよくわかるのです。「あー思ってたわ。」とは言えないですし。しかし当時はそのように言われるたび、(そんなこと思ってないくせに…)(よく知らないくせに…)と勝手に心の距離を感じてしまうのでした。自分から言っておいて、一体どんな言葉を期待して、勝手に傷ついているのか。当時の私はひねくれていて嫌な奴でした。
一方、陽太くんママはおそらくお兄ちゃんのことがあるため、私に対して気休めの励ましをすることは一切ありませんでした。それが私にとっては心地よく、ありがたくもあり、だけど現実を突きつけられて苦しくもあったのでした。
「おとに知的障害があるかないか」。この辺りのモヤモヤは暗い話になります。発達障害があっても知的障害がある子ばかりではないし、知的障害があっても重度の子も境界の子もいるし様々で、それぞれの大変さがあることと思います。よってこの話が多くの人に需要があるとは思えないのですが、私にとっては結構大きな出来事だったので漫画にしていこうと思っています。
インスタの投稿インサイトを見ていると、明るくて希望を持てるキラキラした話の方がウケがいいのは理解してます。おとを育てているとそういう嬉しい場面もたくさんあるのは事実なのですが、そうでない大変な時、暗い気持ちになってしまう時もたくさんあるので、その辺は自分に正直に描いていきたいと思っています。なぜなら漫画を描いて昔の自分を振り返ることで、自分を見つめなおす機会になっている側面もあるので…。なのでこんな自己中な漫画をいつも読んで下さる方々に対しては、本当にありがたいなあと思っています。感謝…!!
コメント
ほかさんの想いを発信していただいてありがとうございます。私の息子はおとくんにとてもよく似ており(診断も同じです)細かな心の動きが手に取るようにわかります。
転勤族ということもあり、主治医がたくさん変わって辛い思いをされましたね。
なるべくポジティブに考えよう、というほかさんの思いが随所から伝わってきて優しく強い方なんだなと思ってみています。これからも応援しています!
りょうこさん、ブログへのコメントありがとうございます!
息子さんのことお話してくださりありがとうございます✨✨そうでしたか…。色々大変なことがおありかと思いますが、お互いぼちぼちやっていきましょうね😊
気持ちに寄り添ってくださりありがとうございます✨✨そんな風におっしゃっていただき嬉しいです❤️
かほさんこんにちは
陽太くんママ結構はっきりいうのでドキッとしました
センシティブな問題だし他人があれこれいうのもなぁともやもや考えて結局
私なら口に出せないです
知的って言葉が悪いというか、世間では知的障害イコールなんにもできないみたいなイメージになってしまってるような気がします
いつも漫画をよんで、これ取り入れたいなとかこういうときはこんな接し方もあるんだとかヒントもらってます
これからもがんばってください
ひろこさん、ブログへのコメントありがとうございます!
そうなんですよね。私も言えないです😅陽太くんママは思った事をわりとそのまま言う人で、場が凍りつくことも何度かありました。レン君にも直接キレてましたし。そこが良いところでもあり悪いところでもありますよね。
そうですよね。以前ブログで少し書いたのですが、世間における知的障害の無知も背景にあるのではないかと思っています。学校でも社会でも、定型の人とは分けらているので…。
いつもお優しいコメントに励まされています。ありがとうございます😊❤️
いつも読ませていただいております。
ほかさんのブログなので、ほかさんの思ったように綴っていただければ良いと思いますよ。今後も楽しみに待っています。
私は、来週入学支援会議という名の会議に出席します。我が子の困り事や解決策などを先生や療育の先生、保育所の先生と話し合うようですが、本当に苦手でして(泣)
語彙力と観察力が乏しい上に人見知り…詰んだw
訳の分からないこと口走りそうですが、かわいい子供のため頑張ってきます。
いっくんママさん、コメントありがとうございます!
入学支援会議というものがあるのですね。それは大変ですね…!!そんな、いつもコメント拝読してますが、語彙力や観察力が乏しいなんて思わないですよ。でも、楽しい会議ではないし気は重いですよね😭お子さんの入学後の生活がより良い方向に向かうといいですね✨
いつもお優しいコメントに励まされています!ありがとうございます😊❤️
私も2歳のグレーゾーンの娘が全然指示が通らないので、知的障害があるかもと気になっています。
でも様々な書籍を読んだところ、知的障害と発達障害は医学的にはどちらも神経発達症であって、よく併発するので分けて考えるものでもないかもしれません。
そして知的障害は知能テストが解けないという事ですが、脳のどこに障害があって解けないのかは様々なので、個人個人を丁寧
に見なくてはいけないと思います。
東田直樹さんという自閉症の作家さんは言葉を理解していても発語など意思の表出が困難であるため重度の知的障害と診断されていました。また、知的障害がないと診断されても、短期記憶が出来なくて学校で黒板の書き取りが出来ない人、言葉での説明が理解しにくく学習が困難な人もいるので、知的障害のあるなしで振り回されずその子と向き合っていかなくてはなと思います。
ふゆみかんさん、ブログへのコメントありがとうございます!
そうでしたか…娘さんのことをお話してくださりありがとうございます。
ふゆみかんさんは、発達障害と知的障害を分けて考えずに、IQだけで知的障害を判断せず、本当に知的障害があるのか?どこに困りごとがあるのか?それをよく見て周りが工夫してサポートし、特性を活かすことが大切だというお考えなのですね。
確かにおっしゃる通りです。
すみません…ですが私から見ると、今のおとには明らかに知的障害があるんですよね。
なので、ふゆみかんさんがおっしゃることもよくわかるのですが、私は場面によっては知的障害と発達障害は分けて考えたほうがいいのではないかと思っております。
なぜなら知的障害の有無によって、支援の内容、進学先、就職先、進路が全く違ってくるからです。
そして発達障害の中でもASD(自閉スペクトラム症)は知的障害を伴う場合が30~50%と他の発達障害と突出して高いです。
IQにとらわれすぎるのはよくないですが、小・中・高入学はIQを重視して決まってしまうこともまた現実だと思います。特別支援学校高等部入学においては療育手帳の所持が必須ですし…。なので「知的障害の有無」というのは当時の私にとって、今もですが、とても気になるポイントなのでした。
ですがふゆみかんさんがおっしゃる通り、本当は知的障害がないのにあると判定されているケースも存在すると思うので、「この子は知的障害がある」とあまり先入観を持ちすぎず、柔軟な支援を行っていくことが大切ですね☺
↑とはいえ、我が子のこととなると小さな情報や周囲の反応に振り回されてしまうのが親ですよね(笑)
ほかさんお返事ありがとうございます。
私の「知的障害のあるなしで振り回されず〜」という文言は誤解を招く言い回しでしたね(・・;)
仰るとおり、行政の扱いは発達障害と知的障害では大きく異なりますね!
IQという指標も、その子の脳の特徴としてしっかり向き合うべきですね。