前回からとっても期間が空いてしまったこのシリーズ。漫画でまとめるには文字が多すぎるので、このシリーズはブログで進めていこうと思います。
激推しの書
まず、お子さんの小学校就学について悩んでいる方が読んでおいたほうがいいと思う、激推しの書がこちらです。
同じ著者の方で、上の本の前版のこちらも併せて激推しです。
激推しの書から参考になったポイント
・中学校が知的支援級だと内申点がつかない(自治体による)ので、行ける高校はかなり限られる。
・とはいえ小学校支援級→中学校通常級に移籍するのは結構大変。
・知的な遅れがないなら、小学校入学時に知的支援級ではなく情緒支援級に行っておいた方がいい。
・療育手帳がないと特別支援学校高等部に入れない。
・特別支援学校高等部を卒業しても、障害者雇用による一般就労(お給料がある程度もらえる)はかなり狭き門。高等部卒業生全体のうちわずか数人の世界。
・一般就労が難しい場合、福祉就労「A型・B型作業所」、「授産所」、「就労移行支援事業所」「生活介護」といった進路がある。我が子に合う進路を随時考えておく必要がある。学校側は、高等部卒業後の進路を探してくれないことが多い。
・「高等特別支援学校」というような名前の(自治体によって名称が異なる)障害者雇用による一般就労100%を目指す、軽度知的障害の子を対象とした高等支援学校があり、中卒後、受験が必要。ここに入学するためには一定程度の学力が必要なので、小学校の頃から勉強をある程度しておいたほうがよい。
・「高等特別支援学校」の他にも「職能開発課」(自治体によって名称が異なる)というような名前の、障害者雇用による一般就労を目指す高等部の課が特別支援学校内にある。こちらも受験が必要で、一定程度の学力が必要。ただしすべての支援学校にあるわけではない。
つまりは
小学校のうちに
・我が子は将来、障害者として生きていくのか、それとも健常者として生きていくのか
・高校や高等部卒業後、我が子はどんな道に進むのか
このポイントを見据えて行動していくと良いよ、というようなことを筆者の方はおっしゃってます。
我が子の進路、小学校就学前はまだぼんやりとしか見えないかもしれませんが、そのなんとなくのイメージを判断材料の一つとして就学先を決定するのも、一つの方法かなと私は思います!!
「高等特別支援学校」「職能開発課」どんな子が入学してるの?
「高等特別支援学校」「職能開発課」、どんな子が入学しているのか気になったので、直接電話して質問してみました。
とある「高等特別支援学校」では、入学生はほぼ支援級出身で、通常級出身者もいるが、支援学校中等部卒の子はいないとのことでした。
一方、とある「特別支援学校内の職能開発課」では、入学生の内訳は詳しくわからないとのことで教えていただけませんでしたが、入学生は支援学校中等部・支援学級・通常級の子全ている、とのことでした。
なので、高等支援特別学校よりも、支援学校内の職能開発課のほうが入りやすいという印象でした。
軽度知的障害があり、障害者雇用による一般就労を目指せそうなお子さんは、「高等特別支援学校」や「職能開発課」、一度ご検討されてみてはどうかなと思います。
ちなみに「職能開発課」の電話口の先生がおっしゃっていたのですが、早い方だとお子さんが小学校低学年のうちから見学や相談会に足を運んでいるそうです…!
☆ただし地域や学校によって違うことが多いので、あくまでご参考に…!!ご自分で直接ご確認されることをお勧めします!☆
おとの場合
おとは、知的障害の程度が軽度というより中度に近いので、「高等特別支援学校」は難しいですが「職能開発課」になんとか行ければ良いなと思っています。
一定程度のお給料がもらえる仕事に就き、一人暮らしできる生活能力を若いうちに身につける
現時点では、私が考えるおとの進路としてはこれが理想です。
ただ、本人が今は進路について何も考えておらず私が勝手にこう思っているだけなので、これからおとが成長してきたら彼の意思が最優先になります。
小学校就学時、おとの将来においてはできるだけ定型発達児と関わっておいた方が良いのでは、という考えもあり、我が家は小学校は支援級を選びました。(判定は支援級でしたが支援学校寄りで、我が家の選択次第でどちらも行けるような状態でした。)社会に出ると、周りは障害者よりも健常者のほうが多いので…。
支援級を選んだ他のポイントとして、おとが身辺自立している点、早期療育のおかげで小集団の集団行動はスムーズにできている点、勉強が好きな点、癇癪やパニック、対人関係における問題行動などを起こさない穏やかな性格であるという点において、支援級のほうが適しているのではないかと考え、支援級を選びました。
おわり
以上、お読みいただきありがとうございました。少しでもご参考になりましたら幸いです。何か間違っている箇所やご質問などございましたら、ブログのコメントか、インスタのDMまでお願いします。
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