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遠距離恋愛がうまくいくコツ
次回はいよいよ指輪を買いに最寄りの都市に出かけます。
当時住んでいた場所の最寄りの都市は、以前夫が独身の時に住んでいて、私もよく訪れていた場所でした。私たちは結婚前に2年半くらい遠距離恋愛をしていました。
私の友達に、遠距離恋愛で不満が募って別れた女性がいました。私は遠距離をスタートさせるにあたって、その友達に「遠距離恋愛でうまくいくコツってある?」ときいたところ…
「あのね、やっぱり長距離移動ってすごく大変なんだよね。体力的にも金銭的にも。だから片方ばっかりが相手の方に行くっていうスタイルは絶対にやめた方が良いと思う。あとはこまめに連絡をとって相手を身近に感じておく事かな。」
なんて的確なアドバイスなんだろう、と思いました。
バランスが大事である
友達が当時遠距離で付き合って別れた彼を、私は元々知っていました。
彼は俺様気質かつ言動が不思議な感じの男性で、しかしとてもきれいな顔をしていました。今思うと俺様気質で言動が不思議って結構ヤバいヤツだなって思うのですが、若い頃は特に顔でチャラになってしまうんですよね。なので友達の方が好きで尽くしていたことは知っていましたが、彼は甘えすぎて何も返さなかったんだろうなと思います。片方ばかりが我慢するといずれバランスがおかしくなる、ということを近くで見ていて感じた出来事でした。
私は当時夫に友達が言っていたことを話し、それぞれ月に一回ずつ交互に行き来し、交通費は絶対に自分で出すことにする「バランスルール」を決めました。また、こまめな連絡を約束しました。
若い女性の一人暮らし…自衛のためにお金がかかる
私は就職後、家賃を安くするため職場から離れた住宅街で一人暮らしをしていましたが、そこはあまり治安のよい地域ではありませんでした。同じ電車からあとをつけられてつきまとわれたり、路上で車に乗せられそうになるなど何回も怖い目に遭っていました。
そのため自衛のためセキュリティ重視で、治安の良い地域の駅からすぐのマンションに引っ越しました。そこでは安心安全に暮らすことができましたが、とにかくお金がかかりました。治安はいいけど都心で駅近なので、家賃も物価も高かったのです。
若い女性が安全に一人暮らしをするには、気持ち的にも金銭的にも負担が大きいな…とずっと思っていました。
奨学金の返済もあった20代
さらに私は家庭の事情で600万円以上の奨学金を抱えていました。奨学金は繰上げ返済を重ねて29歳の時に完済し夫に迷惑をかけることは一度もなかったのですが、20代当時は一人暮らしと奨学金返済でヒーヒーでした。さらにそこに月一回の新幹線代は結構きついものがありました。
一方当時の夫は奨学金はもちろんないし、会社の寮に住んでいて家賃もほぼかかっておらず、そのため私たちの懐事情はおそらくかなり違い、それはお互いなんとなくわかっていました。
夫の転勤によって遠距離になってはいるものの、奨学金は夫には何の関係もないし、遠距離の不満を言ってルールを変更してしまうと(夫の方が多く来るなど)バランスが崩れて辛くなると考えていたので、私は絶対に不満を言いませんでした。夫は私が会いに行くと、会いにきてくれたことにお礼を言ってくれて、食事をごちそうしてくれていました。私も夫が来た時は一人暮らしの狭い部屋で料理をふるまいました。
これはお互いにとって、結構良い経験になったと思っています。
お互いの状況は違っても、どちらかに負担が偏りすぎないよう、お互いに気遣ってバランスを保つよう努力するという訓練を、この遠距離恋愛の2年半で私たちは強制的に学ぶことができからです。
職場の先輩が遠距離恋愛で別れた理由
その後夫が本社に戻り、私と夫は結婚しました。私は同じ仕事を続けていました。
ある日部署の飲み会で男性の先輩が「俺最近、遠距離恋愛の彼女と別れたんだ。」と話しかけてきました。
なぜ別れたのかきいたところ
「彼女の交通費は俺が全額だせと言われて出してたし、もちろん自分の交通費も自分で出すし、食事もおごっていて、嫌になってしまったんだよね。ほかさんも旦那さんと遠距離だったって聞いたけど、お金はどうしてたの?」と。
ここで友達に言われた「バランスルール」のことを話したところ
「ああ…。ほんとにそうだよね。俺はお金の負担のことじゃなくて、彼女が俺のことを考えず、バランスを大事にしないところが嫌だったんだなあ。」と言っていました。
友達が教えてくれた「バランスルール」は、やはり大切なものだったと改めて思いました。
バランスルールを忘れない
遠距離恋愛に限らず、人と人はその字のごとく、絶妙なバランスで成り立っていると思います。バランスは互いの気遣いや努力で保たれており、それが偏ったら片方が辛くなり、行き過ぎると崩れてしまう。
ただしこのバランスを超越した存在がいます。それは子どもです。子どもを産み育てることや親戚の子どもをかわいがることに、多くの人はバランスや見返りを求めません。本能なんでしょうか。
また、してもらった恩を返すという思いはあるかもしれませんが、親や家族が病気や障害を抱え、それを無償で支える人たちも、バランスを超越しているといえるかと思います。
こういった子どもや家族といった例外はあるものの、人間関係においてこの「バランスルール」は結構大事だと思うので、今後も忘れないようにしたいです。
そんな思い出をこの漫画を描いていて思い出したのでした。以上、バランスの話でした。(なんのこっちゃ)
~おわり~
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コメント
はじめまして!
インスタのおすすめで柿崎さんの漫画を読んでブログに辿り着きました
おとくんとの日常の投稿も夢中で読んでしまい、夕方から今まで気がついたらイッキ読みしてました!
これからもたのしみにしてます!